第44回日本臨床皮膚外科学会総会・学術大会,第41回日本皮膚外科学会総会・学術集会

ご挨拶

このたび、「第44回日本臨床皮膚外科学会総会・学術大会」ならびに「第41回日本皮膚外科学会総会・学術集会」を、2026年8月22日(土)〜23日(日)の2日間、KFC Hall(東京都墨田区横網1-6-1)にて合同開催いたします。

日本臨床皮膚外科学会は、皮膚科医・形成外科医を主たる会員として、40年以上にわたり活動を継続してきた歴史ある学会です。両診療科から「皮膚外科学」に関する知見と技術を発信し、幅広い知識と手技の習得を促進してまいりました。 一方、日本皮膚外科学会は、皮膚疾患の診断から手術、フォローアップまで一貫して担える医師を育成し、皮膚外科学の発展を通じて国民の健康福祉に資することを目的とする、皮膚科医を中心とした学術団体です。

今回は、両学会が力を合わせることで、より広範な知識と技術の獲得、診療の視点の相互補完、新たな治療の創出につながることを期待し、本学術集会のテーマを
「皮膚外科の未来の形を求めて ― はじめの一歩 ―」
といたしました。近年、医師不足や世代交代の影響により、病院勤務の皮膚科医・形成外科医は減少傾向にあります。初期研修を終えて直ちに美容外科や産業医へ進む、いわゆる「直美容/直産業医」の流れが増加している現状も踏まえ、将来的には二学会の合併も前提に、皮膚外科学に特化した、質が高く独自性のある学会の実現を目指してまいります。

開催地については、観光性よりも交通利便性を重視し、東京を選定いたしました。多くの皆さまにご参集いただき、実りある議論の場となりますことを心より願っております。「参加してよかった」と感じていただける学会を目指し、皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げます。



東京都立広尾病院
皮膚科 部長 岩澤 うつぎ

和歌山県立医科大学
皮膚科 病院教授 山本 有紀