第37回日本四肢再建・創外固定学会学術集会

ご挨拶

ご挨拶

会長 五谷 寛之

大阪掖済会病院手外科外傷
マイクロサージャリーセンター

静岡理工科大学手外科微小外科領域
先端医工学講座主任教授

五谷寛之

第37回日本四肢再建・創外固定学会学術集会を担当します五谷寛之と申します。
私は大阪市立大学(現公立大学)を昭和63年に卒業しており、恩師である山野慶樹名誉教授が川崎医大教授の際に開催されて以来31年ぶりの同門関連での開催となります。
運営にあたっては、大阪公立大学整形外科の中村博亮教授、同大手外科、外傷グループをはじめ、日本海員掖済会、学校法人静岡理工科大学の先生方の御協力を仰ぐ事となります。
在阪の先生方の開催としては、過去に第6回の大阪医大(現大阪医薬大学)阿部宗昭先生、そして第27回の大阪府立母子保健総合医療センター、川端秀彦先生が開催されているのも記憶に新しいところです。
創外固定の技術はこれまで四肢重度外傷治療から先天異常の分野に至るまで、諸先輩方によりたゆまない技術の開発と臨床での実践が繰り返され、発展してきました。
今に生きる私達も、常に先人の技術と経験に学び日々の診療にあたっています。
そして、本学会が名称を変更して現在の名称になってから、早くも3回目の学術集会になります。
これからも過去の業績に学びながら、常にリサーチマインドを持って新しい治療技術の開発を行い、そして四肢再建の分野が他の分野と技術や知見を共有しあって発展していくことを願い、本学会のテーマは"温故創新―新しきをつくるー"といたしました。
2018年に日本マイクロサージャリー学会学術集会を担当した際には本学会から松下隆先生、島田洋一先生、白濱正博先生に御登壇頂き、四肢再建におけるマイクロサージャリーと創外固定の融合の可能性が感じられる御講演を頂きました。6年が経過して、今回はマイクロサージャリーや手外科の分野からも講演をお願いしており、両分野が協調して益々発展していく一助となればと考えています。
そして今回、昭和大学客員教授の二木芳人先生に本邦における"Covid-19の総括と周術期における感染症の今後の扱いについて"をテーマに招待講演をお願いしています。この3年間様々な規制の中、手探りで通常診療をいかに継続するのか、頭を悩ませた先生方も多いのではないでしょうか?
普段画面を通してお声をお聞きすることも多い先生ですが、次の新興感染症に備えるためにも是非参考にして頂きたいと思います。
そして最後になりましたが、本学会会員の皆様、特に幹事、会長経験者の先生方にはお忙しい中、御講演、座長など無理なお願いをすることになりますが何卒よろしくお願いいたします。
会場は先生方にはお馴染みの神戸国際会議場で、学会の合間には新春の神戸、そして夜の三宮をお楽しみ頂けたらと思います。病院職員中心に運営しますので何かと不慣れでご迷惑をおかけすることと思いますが、何卒ご容赦ください。
多数の演題応募をお待ちしています!